なぜ歯みがきがいけないの?

なぜ歯みがきがいけないの?

知覚過敏の人が増えています。知覚過敏とは、虫歯でもないのに冷たいものを飲んだり食べたりすると歯がしみる状態のことを言います。歯を保護しているエナメル質が剥がれてしまったり、歯肉が後退して、食べ物の刺激が直接神経に届いてしまうことが主な原因です。

しかし、歯を保護する丈夫なエナメル質がどうして剥がれてしまうのでしょう?

最近の傾向では、意外なことに、歯みがきのやり方が間違っているために、エナメル質にダメージが及んでいるケースが多いようです。

歯の健康を考えて、歯医者さんに行かなくてもいいようにと、一生懸命歯みがきを繰り返した結果、知覚過敏で歯医者さんに行かなくてはならないというのも悲しい話です。

ここでは知覚過敏にならないための注意点を調べてみましょう。

歯みがきで知覚過敏に!

「歯みがきでエナメル質が剥がれてしまいます」というのは少々センセーショナルな言い方かもしれません。実際には歯の表面のエナメル質は丈夫で、なかなか剥がれることはありません。

ただし、歯を支える歯肉が年齢と共に痩せ細っていくと、歯根と呼ばれる歯の根の部分が露出してしまいます。この部分のエナメル質はあまり厚くありませんから、ゴシゴシと強烈な歯みがきが繰り返されると、強力なエナメル質でも剥がれ落ち、内部の象牙質が露出してしまうのです。

この内部の象牙質には目に見えないほどの小さな穴が開いており、この穴から食べ物の刺激が神経に届いてしまうというわけなのです。

こうしてみると、若者よりは少しずつ歯肉が痩せていく30歳代以降の世代に知覚過敏が多いというのも理解できるのではないでしょうか?

間違った歯みがきしてませんか?

さて、あなたの歯みがきは間違っていないでしょうか?

「歯と歯茎の隙間は食べ物のカスやプラークが溜まりやすいから」と力任せにゴシゴシ磨いていませんか? 「柔らかなブラシじゃ磨いた感じがしない」と硬めの歯ブラシを選んでいませんか?

電動歯ブラシは短時間で歯がツルツルになる便利な道具ですが、本来あまり動かさずに歯にあてるだけなのに電動歯ブラシをゴシゴシ動かしていませんか?

これらは全て知覚過敏を招く間違った歯みがきなのです。

さらに最近では、『食後の30分間は、食事の酸や糖分でエナメル質が弱くなっているので歯みがきはしない方が良い」といった衝撃的な見解も出てきているのです。

食後、なるべく早く!とあわてて磨いていませんでしたか?

治療法は?

こうした間違った歯みがきを全て改善しても、知覚過敏を100%撃退できるわけではありません。年齢と共に歯肉が後退していくのは止められませんし、強く歯をかみしめたり、寝ている間の歯ぎしり等でも歯はダメージを受けるのです。

残念ながら知覚過敏になってしまった場合の治療について考えてみましょう。

知覚過敏が自然治癒することはあまり期待できません。ですから放置していても痛みが無くなることも期待できないのです。

知覚過敏の症状を抑えるとコマーシャルしているハミガキでも一時的には症状を抑える効果がありますが、まずはお医者さんに診てもらって薬を塗ってもらうのが一番手っ取り早い方法です。知覚過敏の症状に応じて、コーティング剤を塗ったり、歯肉部分を補強したり、しみる歯の神経を抜いてしまったりと様々な治療法があるようです。

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