花粉症患者は増えている

花粉症患者は増えている

花粉症が大きく取り上げられるようになって、まだ10数年です。この10数年の間、花粉症の患者数は着々を増えてきています。

実は花粉症の大きな原因と言われるスギやヒノキの花粉は以前よりも多くなっているのです。これは戦後の政策で大量に、画一的に植林されたこスギやヒノキが、花粉をまき散らす成熟した樹木に成長してきたためです。

また、もう一つの要因と言われる大気汚染やハウスダストについても、PM2.5に代表されるように、新たな大気汚染が次々と問題化されているのが現状です。

こう考えてみると花粉症患者が今後とも増えていくのは当然なのかもしれません。

アレルギーには発症しやすい年代があります

実はアレルギー性の疾患の場合は、症状が出やすい年代というものがあり、花粉症であれば、子供よりも30歳代以降の大人の発症数が多いと言われています。もちろん子供や赤ちゃんでも花粉症を発症する場合がありますが、症状が少し違っている場合もあり、アレルギーが少々違った形で発現しているという説もあります。

実は、大人の方が花粉症の発症数が多いのは、抗体の蓄積具合が原因と考えられています。アレルギー性の疾患は、アレルギー物質に対抗して体内で作られる抗体が蓄積され、これが一定量を超えることで発症すると言われています。

花粉症のアレルギー源である花粉は、一年の中で、一時的な期間しか飛散しません。このため他のアレルギー性疾患と比べて抗体が蓄積されるのに時間がかかるというわけです。

花粉症が発症してまうと

アレルギー性疾患は、一度発症してしまうと、その抗体を取り除くこともできませんから、治癒する可能性は非常に低い病気です。

また、花粉症に関して言えば、一度花粉症になると、これまで刺激を受けることの無かった別の花粉に対しても敏感になる傾向があると言われています。すなわち、スギ花粉で花粉症を発症してしまうと、ヒノキやブタクサに対しての耐性も弱くなってしまい、花粉症を発症しやすくなるのです。

唯一、何もしないで花粉症が改善するのは、身体の免疫機能が低下することです。花粉を異物として排出しようとするパワーが弱まれば、アレルギー反応も弱くなるのです。

しかしながら、免疫機能が弱くなるというのは、かなり高齢になってからの話ですので、全く現実的な話ではありません。

治療は必要なの?

前述のとおり、花粉症が自然に治ることはありません。放置して毎年花粉症に苦しむよりも、早めに何らかの対策をとるべきです。

市販の花粉症グッズもいろいろありますが、いずれも症状を改善する効果は薄いと言わざるを得ません。やはりお医者さんで処方される薬や注射が一番信用できます。

処方薬には大きく分けて抗ヒスタミン薬とステロイドの2種類があります。

抗ヒスタミン薬は鼻水やくしゃみといった症状を抑える働きがあります。もう一つのステロイドは体内に入ってきた花粉を異物として攻撃する免疫反応を抑える働きがあります。

ステロイドの方が、問題の根源を解決するわけですから、より高い効果が期待できそうですが、ステロイドには副作用もあるため、この辺りはお医者さんの判断領域と言えます。

いずれにしても「花粉症かな?」と感じたら、お医者さんを受診して、一緒に対策を考えていくべきですね。

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